チャプター 42

「祝福の少年」

マーク視点

ダークストーン族の集落の中心へ足を踏み入れた瞬間、子どもたちの泣き声が松林にこだましていた。かまどの火からは煙がくるくると立ちのぼり、薬草の匂いが、足元の松葉の土っぽい香りと混じり合う。まだほとんど一言も口にしていないのに、彼らはもう集まりはじめていた。目を見開き、息をひそめ、まるで俺のどこかが違うと嗅ぎ取ったみたいに。

病の者を連れてきていた。母親の腕に抱かれた子もいれば、年寄りのそばで足を引きずる子もいる。骨の奥まで響くように感じた――痛みが引き寄せてくる感覚と、そんな重荷を背負うには幼すぎる魂の叫びが。

俺は最初の子のそばに膝をついた。落ちくぼんだ目、...

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